Ethos

汲み上げた両手に 罪科を授け
堕ちて 尚 無数の声に並べた僅か
崩れ去る

子鹿の目は もう何も語りはせず
その小さな足跡も 砂に消える
七つの夜は 風景に影を落とし
広がる波を 誰も見ず 飲まれてゆく

何れ立つ 無双の地には
報われぬ 視界だけ
臆された 不実の下(もと)に
ひざまつく 影を見る

Listen, Listen For The Cry

光の瞬き
太陽のため息
月の嘆く声
砂に消えた声