Pride of mind


Après Guerre #11, 11/1995, p. 29
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『SALOME ―機器仕掛のロマンス―』
福山:これは、ファーストライブからやってる曲で、今回のアルバムにも入れてほしいっていう要望が多かった曲で。 自分が作った曲なんですけどわりと気に入らなくって、でも入れたほうが身のためかなっていうのを感じて。 それならそれで気に入るように作り替えようということで。 歌の展開とかは同じで、サウンド的にガラリと変えて。レトロ調の雰囲気で。 まあこれやったらいいんじゃないかというものにして出しました。
伊藤:最近ライブでもやってなかった曲で、一種のプレゼントみたいな感じで、違った雰囲気を楽しめる曲じゃないかと。 こういう曲もあるんですっていうことで。 きれいな映画のワンシーンに出てくるようなオルゴールの音とかもあるんで、しっとりと雰囲気のあるところで聴いてもらえれば、涙も出るんじゃないかと思います。
福山:出ないやろ?
一同:(苦笑)
春名:歌詞の中でわりと情景描写みたいなのはしてるんですけど、文学的な書き方というか、散文的な形で、描写、描写で歌詞をはめ込んでるっていう感じになってるんですけど。 歌詞を見ていただけたら、起承転結で、ストーリーになってると思うんですけど。 個人的に解釈をすれば、Pride of Mindの中のひとつなんですけど、ある種毒をもった曲だと思います。
『THE FLOWER BLOOM IN FUTURE』
福山:サウンドを楽しんでください、っていう曲です。 アルバムの最後の締めくくりとしてはまずまずいい曲かな。 レコーディングならではのサウンドを楽しんでもらえたら。
伊藤:これは、体の底からじわじわと激しさがあふれ出るんですけど、でも、怒りをあらわにしない。 じわじわっとノレる曲なんですけど、ライブのエンディングでやるんでエンディングとしていいんですけど、次に続くような。 また、一から『LOVE LIGHT』に戻って聴いてもらえるように。
春名:この曲は、『SALOME』みたいに自分の中で、SFチックな内容でストーリーみたいなのがあって。 ほとんど英語で、最後のほうに日本語が少し締めとしてあるんですけど、それだけでイメージがわくと思います。 英語きちんと訳してもらえたら、わりとおもしろい映画のようなシナリオになってるんで、もしよければ訳してみてください。
―今回のアルバムを発売されて、今後は活動拠点を東京に移されるということなんですが、東京でこれからやっていきたいこととか、目標があればお願いします。
福山:売れたいですね。
―メジャーとか、そういう意味も含めて?
福山:メジャーは、もちろんそれがあるから今やってるっていうバンドなんで。 でも、自分の意志をあまりにも根底から曲げるようなことがあったらやめますね。 イコールバンドやっていてもしょうがないから。 今後の予定はまだ決まってなくて、ライブはやっていくつもりです。
―これから、大阪にも戻ってこられますよね。
福山:それはもちろん。今までよりは回数が減るかもしれないですけど。 できる限りやりたいです。
―では、最後にファンへのメッセージをお願いします。
伊藤:個人的にはあまりファン受けはよくなくて、優しくしないんで近づく人も少ないんですけど、近づき過ぎず離れ過ぎず、遠くで応援してもらえれば感じてますんで。
福山:俺は、CDをいっぱい買ってくれた人は感じてる(笑)。見たらわかると思うし。 こいつは何枚買ったとか。
一同:(笑)
福山:そういう人にはステージ上からメッセージを送るので、いっぱい買うように。
伊藤:滅多にライブでスティックとか投げないんですけど、ライブによっては気持ちよければなくなるまで投げますので、皆さんも聞き手側だけじゃなくて、一緒に戦いながら、参加しながら、聴いてもらえれば、こっちもファイトがわいてきますので。
福山:ピックとかスティックは、CDを買った枚数の多い人順にまこうかなと。
一同:(笑)
伊藤:油断してると、いつ頭にスティックが刺さるかわからないんで(苦笑)。
春名:逆に僕は、怖がらずに。とにかく怖がられるんで。 キャーキャー言ってても、自分がその前に行くとみんな不安そうな顔をするんで。 とりあえず、怖がらずにもっと近くによってくださいっていうのと、メンバーの中では一番優しいと思うんで、
福山&伊藤:そんなことない。
春名:そんなことあります。そう思って、応援してください。
一同:(笑)