Pride of mind


PRESS:aZ #1, 6/1994, p. 6
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■音楽だけで評価されるのではなく、ビジュアル面も含め、色々な面を総合して評価してほしいということですか?
福山:いや、別に音楽だけで評価してくれるなら、それはそれで嬉しいですけど。別にこのように見てほしいとかいうのはあまりないですね。 どういう見方であろうが、とりあえず、いいな、と思ってくれる人がいればそれでいいと。
■映像と音楽の一体化と言われましたが、いつかはビデオを出したい、といったような願望はないのですか?
福山:いつか、というより、今すぐにでも出したいけど…金がない(笑)。
■そのビジョンはもう出来ているのですか?
福山:自分の曲だけじゃなくて例えば好きなバンドの曲とか聞いたら、こういうプロモーションビデオを作れば死ぬほどかっこいいのにとか、常に映像っていうものは頭の中で渦巻いているから。それだけでなく、いろんな音も。
■だいたい局を作っているのはどなたですか?(メンバー一同、福山氏を見る。)1曲1曲、何らかのイメージがあると思うのですが、作曲はイメージを基に行っているのですか? それとも、イメージは出来上がった曲に後から付くものなのですか?
福山:イメージ先行ですね。例えば、あるイメージがあってそのような曲を作りたいと思った瞬間に、登場人物は何人で、どんな奴とどんな奴がいてとか、季節はいつ頃とか、考えなくてもすぐに決まってしまって、そのままストレートに音になる時もあるし、場合によっては苦戦して考える時もあるし…とりあえずイメージ先行っていうことです。
■作っていくうちに、最初のイメージとは違ってくるというようなことはありませんか? その場合は最初イメージにこだわりますか?
福山:うーん、確かにイメージが変わってしまって最初のことの応用みたいになる場合もあるけど、全く別物が出来るということはまず100%ないな。
■作詞は春名氏ですか?曲と詞とのイメージが食違うことはありませんか? それとも、こういう詞を付けてほしい、といったような注文があったりするのですか?
春名:最初の頃はそう(注文がある)でしたね。最近は、自分が新曲として聴いた時に受けたイメージを書き連ねるという感じで。
福山:逆に俺としては、最近は曲の場合にもよるけど、この曲は絶対こういう風にしてほしいという場合もあるけど、わざと抽象的な段階で与えて、詞を書くことによってその曲がどのような世界になっていくか、というのが楽しみだったり、というのもありますね。
■伊藤氏は一曲も書かれていないんですか?
伊藤:書かないというが…今は演じる方が楽しいな。
■与えられた曲を?
伊藤:うん。今の自分でやっていくと、どっちかというと自分のやりたいような音楽の方に走ってしまいそうだし、それより今はまだ演じる方が気持ちがいい。